前の記事で紹介したGoogleの検索サービスの一強の時代が終わりかけているかも
とお話しました
そんなお話で進展がありましたので今回はそんなお話をしていきます
-
-
Googleがやばい?検索市場の裏で起きていることとは?
2025/4/22
今回のお話は、「広告といえばGoogle広告でしょ」という常識に、ぐらりと揺さぶりをかける内容です。 広告の認識や広告代理店にとっては、なかなか強烈なニュースとなっています。 内容をできるだけわかりや ...
「Googleで検索する」ーーもはや日常の当たり前。
しかし、先月、検索の世界にちょっとした“地殻変動”が起きました。
SafariユーザーによるGoogle検索数が、サービス開始以来初めて減少したのです。
(Googleはもちろん否定しております)
iPhoneユーザーが多数を占める今、これはただの数字のブレではないかと、、
検索の入り口に、静かに変化の兆しが見えはじめていると思います!
なぜGoogle検索の利用が減ったのか?
その背景には、Appleの検索エンジンへの布石、ChatGPTの台頭、そして検索体験そのものへの不満など、
いくつもの仮説が浮かび上がっています。
本記事では、
- なぜSafariでのGoogle検索が減ったのか
- 今後の検索トラフィックはどう変わるのか
- マーケターは何に備えるべきか
を具体的に掘り下げていきましょう!!
なぜSafariでのGoogle検索が減少したのか?
1. AIチャットボットの台頭
OpenAIのChatGPTやPerplexityなど、AI駆動のプラットフォームが人気を集めています。
特にZ世代のユーザーは従来の検索エンジンよりも、より信頼性が高く
動的なコンテンツを提供するAIツールを好む傾向があります。 (タイムズ)
2. AppleとGoogleの関係の変化
Appleは、Safariのデフォルト検索エンジンとしてGoogleを採用することで、
年間約2兆円(約180億ドル)をGoogleから受け取っています。(たかすぎ~)
しかし、米国司法省の反トラスト訴訟により、この契約の継続が危ぶまれています。
Appleの上級副社長であるEddy Cue氏も、Safariの検索ボリュームが減少していることを認め、
AIチャットボットへの移行が進んでいると述べています。 The Verge
3. Z世代の検索行動の変化
Z世代のユーザーは、情報を得る手段として
GoogleよりもTikTokやInstagramなどのソーシャルメディアを好む傾向があります。
調査によると、
SOCiとMarketing Diveの調査では、Z世代がローカルビジネスを探す際に、Instagram(67%)やTikTok(62%)をGoogle(61%)よりも利用していることが示されています
このように、視覚的でパーソナライズされたコンテンツを提供するプラットフォームが、若年層の間で主流になりつつあります。
検索の多様化と分散化
検索行動の変化は、特定のプラットフォームからの離脱だけでなく、
情報取得の手段が多様化していることを示しています。
ユーザーは、SNS、AIチャットボット、動画検索など、さまざまな方法で情報を探すようになっています。
このような分散化は、従来の検索エンジンに依存していた企業やマーケターにとって、
新たな課題と機会をもたらしています。

今後の検索トラフィックはどう変わるのか?──5つの変化予測
SafariでのGoogle検索数が初めて減少したという事実は、単なる一過性の現象ではなく、
検索トラフィック全体が大きく再編されていく予兆です。
※なかなか、言いすぎですが、あくまで可能性の話です
ここでは、今後予想される5つの変化を整理します。
1. 「Google一極集中」時代の終焉
これまで検索トラフィックのほとんどはGoogleに集中していました。
特に日本では9割以上のシェアを誇っていましたが
- AI検索(ChatGPT、Perplexityなど)
- SNS検索(TikTok、Instagram、YouTube)
- 音声検索(Alexa、Siri)
といった選択肢が増えることで、検索の入り口が分散していきます

2. AIによる要約検索が主流に
従来のGoogle検索は、リンクの一覧を表示して「調べる」スタイルでしたが
AIは最初から答えを生成して提示してくれます。
ユーザーは複数のページを比較するより、
「最短ルートで答えが得られる」体験を求めるようになってきています。
個人的な話ですが、社会人になる前までは
検索より「この事象が起きる理由を教えて」のように
相談をしていた過去を思い出しました
今後は「検索」よりも「相談」に近い行動が増えると予想されます。
3. 動画・音声コンテンツへの移行
テキスト検索だけでなく、「聞く」「観る」検索が増えています。
Z世代を中心に、「レシピ」「旅行」「レビュー」「HowTo」などはGoogleではなく、
YouTubeやTikTokで検索する動きが顕著です。
ココがポイント
企業も、検索順位対策に加えてショート動画や音声コンテンツでの発信力が求められます。
4. 「探す検索」から「提案される検索」へ
AIによるパーソナライズが進むことで、ユーザーが検索する前に
「あなたが求めていそうな情報」が提案される流れが加速します。
たとえば
- あなたがよく買っている商品に関連した情報
- 次に行きそうな旅行先の口コミ
- 最近の行動履歴を踏まえたレコメンド
これらが検索の前段階で提示される(ZMOT)ようになっていきます。
cookieが今では許可をしないとダメとなっていますが、
無許可でcookieが導入される話もあります
5. “検索流入=Google”という常識が崩れる
今後は、以下のように検索流入の多様化が進みます:
流入チャネル | 目的/体験 | 主な代表例 |
---|---|---|
AI検索 | 問い合わせ型・相談型 | ChatGPT、Perplexity |
SNS検索 | 流行・感性重視 | TikTok、Instagram、X |
動画検索 | ビジュアル型・HowTo | YouTube、TikTok |
口コミ検索 | 実体験・信頼重視 | Google Maps、Retty、食べログ |
音声検索 | ハンズフリー・即答 | Siri、Alexa、Google Assistant |
企業のマーケターは、「SEO=Googleだけを攻略すればよい」という時代の終わりを認識し、
複数の検索文化に対応する設計が必要になります。
マーケターは何に備えるべきか
最近は広告の効果も段々と低下しています
クリック単価も上がり、コンバージョン(CV)もなかなか獲得ができなくなってきています
さらに、SEOでの効力も効かないとなると、従来のマーケティング戦略を見直さなければなりません
そもそも、広告を打ったから顧客の獲得ができる、
売り上げが上がるという認識から間違っているのですが、
いよいよ日本中で本格的にマーケティングを始動していかないといけない時代に入っています
さらに詳しく
ブランド化、更なるターゲティングの捜索、売上を上げるための施策
口コミの誘導、語られる仕組み
これを含めてやることは多いです
ぜひ一緒に作り上げていきたいものです